インドの聖地 バラナシ
ヒマラヤの氷河が源のガンガー
インド亜大陸の東北部を流れる聖なる川
元は天空を流れていた川が、この地上に流れ。。。
その偉大さ、巨大さで地上を壊さない様に、破壊の神、シバ神が受け止めてくれていると言われている。
その中流域にあるバラナシ(ベナレス)
インドの中でも、チョーDEEPなインド。
世界中の人が集まる聖地。
下水の匂いが立ち込め
砂ぼこりの中、歩く人、車、バイクなどが、混沌と混じり合う。ルールも何もなく。それぞれが思うままに、動くだけ。
クラクションが鳴り止まない街。
そして
この聖なる街でこの世を終えたい人達が、集まってくる。
ここで荼毘に伏されると、苦しみ多いこの物質社会への輪廻転生に終止符を打てると言われている。
川のほとりには、ガートと呼ばれる、遺体を焼く場所が点在する。人々は、肉親が岸辺で焼かれていく姿を最後まで見送る。
そして。そこで毎夕、繰り広げられる祈りの儀式 プージャ
それは、圧巻の神への祈り
その時間になると、岸辺は人々で埋め尽くされる。
これが、彼らの日常。
輪廻転生が当たり前で
自分は神に生かされる人であり
毎日が、祈りで始まり、祈りで終わる。
悪も良も。
清も濁も。
人間の全てがある街、ベナレス。
私は、この人間のリアリティが、たまらない。。。